ずっと、好きでいる。
ずっと、好きでいる。



















----------------藍が産休に入った。







もうすぐ、もうすぐ結に会える。







3人でその日を、わくわくドキドキそわそわしながら待ちわびる日々。







藍がリビングで寛いるのを見つければ







優貴もオレも藍に寄って行き、藍のお腹を愛でる。















「・・・・・・・・・・・・オカン。 来週の授業参観、来るのは難しいかなぁ。 あ!! 無理はしなくてイイ!! それだけは絶対にしないで!! ただ、椅子も用意してもらうし、気分が悪くなったらスグ保健室連れてくし・・・・・・・・・・。 授業参観で作文発表するんだけどね、お父さんとオカンに聞いて欲しいなと思ってさ・・・・・・・・・。 ダメだったら、帰ってから読むから全然良いんだけど・・・・・・・・・・。 お父さんも、会社休めないかな??」







優貴が、藍のお腹を撫でながらオレたちの顔を見た。








「行くよ!! 勿論行くよ!! 椅子があるなら大丈夫。 ひざ掛けも持ってくし。 優貴がみんなの前で作文読んでる姿、絶対に見たいもん!!」







即答の藍。







「当然オレも行く!! 何としてでも有給取る!! 残業してでも有給取る!! 絶対に行きたい!!」







オレも即決。 そんなの当たり前だ。








「・・・・・・・・・・・・そっか。 じゃあ2人共、ハンカチ必須ね。 お涙頂戴仕様に仕上げておいたから」







含み笑いをすると、優貴は『結も泣いちゃうカモよー』と藍のお腹をツンツンした。







授業参観で、優貴はどんな作文を読むのだろう。
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