Anemone~君を思い。涙する~
プロローグ


『ねぇ...。おかしゃん。
このお花なぁに...?』

私は小さい時から

花が大好きだった。

『そのお花はね...。

アネモネって言うのよ。

お母さんが大好きなお花よ。』

私のお母さんも花が大好きだった。

特に...。

【アネモネ】

...。この花だけは特別だった。

この花の花言葉を聞きたかった。

だけど..。

-------聞けなかった。

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