Sweet Lover
14.極秘帰国
物心がついた後の初めてのキスの余韻に浸りながら、私は眠りを貪っていた。

響哉さんの腕枕で眠るのは、とても心地良くて、身体の隅々まで幸せで満たされたような気持ちになる。

幼い頃に戻ったような、幸せしか知らなかったころのような、甘い感覚が身体に満ちていく。


久しぶりに私は、短いけれども深い眠りにつくことが出来た。
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