天使な君は儚すぎる夢を僕にくれた
役目
駅前の定食屋に僕らは入った。給料日前とかはよくここにお世話になっている。早い時間のせいか、客もいなくて最適。


夫婦で経営しているらしく二人とも仲が良い。


「いらっしゃい、久遠君」


にこにこと笑顔のマスター。おかみさんも久しぶりに会う。


「こんばんはー」


「今日は彼女連れかい、やるねー!」


「ち、違いますよ」


「野菜炒め定食大盛下さいな~!あとは...」


「待て」


「え?どうしたの?」


「給料日まで少し、遠慮しろよ」


「え~わかったよ。唐揚げ食べたかったのに」


僕はわざとらしく咳をした。


「本題に入ろう」
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