桃の姫〜最強姫の愛した族〜
第三章

入りません

さてと、私はなんでまたこんな状態なのでしょうか。


本当の朝礼時間を教えてもらい、それに間に合うように学校にきた。


…のはいいけど。


廊下を歩いているとなぜか光汰に捕まり、白龍のみなさんに囲まれているこの現状。


え、本当に何?


「単刀直入に言うで!ゆー君ホンマは喧嘩できんねんやろ!」


〝ゆー君〟?


それは私のことでしょうか?


柚瑠だから〝ゆー君〟?


てか、え?


喧嘩出来るってバレてる?!


なんでバレてるの?


チラッと双子を見ると、息ピッタリで首を振られた。


2人じゃないならいったい誰が…?


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