私の身体と心
9
あれから1か月が過ぎただろうか。

毎日のように、恭弥さんからメールが届く。

ずっと同じ文面。

-話し合おう。侑希の話が聞きたい。-

私はまだ返信出来ずにいた。

自分で自分の気持ちが分からない。

会って何を話せばいいのだろう。

「ねぇ、そろそろ話を聞いても良い?」

聡美が心配そうにやってきた。

「もう、ほっておけないよ。変だよ。侑希、何かあったんでしょう?」

「えっ?」

私は意表を突かれた。

「さっ、定時は過ぎてるから、今から私の家に行くよ。」

聡美はそういうと、強引に私を引っ張って行った。

聡美は今日私を自分の家に計画的に連れてくるつもりだったんだろう。
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