Cry for the moon
片想いのタンデムとオマケのマスコット
ある日の夕方。

アキラが訪ねて来た事もあり、その後の予約もなかったので、リュウトは珍しく早く仕事を上がらせてもらえた。

部屋で着替えを済ませ、リュウトはタバコに火をつける。

「なぁ、最近トモに会ってる?」

アキラもタバコに火をつけて尋ねた。

「この間会ったのはいつだっけか…。」

リュウトはタバコを吸いながら卓上カレンダーを手に取る。

「姉貴が熱出してオレがハルを送ってった日の朝だからな…。もう、3週間は会ってねぇな…。」


< 213 / 512 >

この作品をシェア

pagetop