君色に染まれ
夏の終わり
坂巻とは何度か遊んだ。水族館にも行った。

ビアガーデンのバイトは相変わらず忙しかったが、祐希奈は坂巻がいるので安心だった。

8月も中頃になった。

バイトもあと数回。祐希奈は寂しかった。もう坂巻さんと一緒に働けない。

バイトが終わると疎遠ななるのかな?

不安が胸を押し付けた。

予想は的中した。最近坂巻から連絡がない。

祐希奈は焦った。同時に悲しかった。

久しぶりに美月と会った。スタバで寛いだ。美月にはまだ坂巻と付き合ってることは言えずにいた。
「なんか あった?落ち込んでるみたいだけど。」

うん。大丈夫やけんちょっと夏の疲れ溜まってきたわ。

「そかそか それなら良いけど。バイトもあと少しやね。」

そうやね。名残惜しいね。
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