隣のクラスの猫系男子
猫系男子とお昼ごはん





「実羽、学食行こう!」


お弁当を持ってきていないさーちゃんにそう言われ、学食へ向かった。


さーちゃんは、甘辛ダレとマヨネーズのかかったキャベツと鶏肉の上に温泉卵がのった鶏マヨ丼とお味噌汁を受け取り、私のところに戻って来た。


「どこ空いてるかねー……」


うーん……あ。


2人で空いてる席を探していると、杉宮くんと佐々木の姿を見つけた。


さーちゃんも気づいたようで、声をかけようか考えている間に、さーちゃんが声をかけていた。


「よっ、お2人さん」


「おぉ、沢井たちじゃん」


「隣いい?」


さーちゃんはそう言いながら、佐々木の隣に座る。


4人掛けのため、必然的に空いている杉宮くんの隣に座ることになる。


「どーぞ」


そう言って、椅子をひいてくれる杉宮くん。


「ありがとう」


一瞬戸惑ったが、そんなさりげない行動にキュンなりながら席についた。



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