闇に光あれ。〜愛されなかった総長。愛する偽りの心を持った黒猫。〜
危機



『遼矢さん。東の青龍が被害を受けました。幸い、腕の骨折ですみましたが活動が激しくなっているようですよ。』


「そうか、病院は手配したか?」


『はい。ですが、怪我をしたやつらが素直に入院しますかね。』


「いや、しないだろうな。」


東の青龍に被害。炎武組の動きが活発ってことか?

それにしても、なぜ今なんだろうか。
表の世界で不景気ならば、裏の世界でも相違無い。つまり、裏の世界でも不景気であるということ。

そんな時期に武器を主な戦力とした炎武組が簡単に動けるわけがない。

なにかがあるはずだ。
裏で繋がっている糸さえ見つけることができれば裏社会に、光希に、少しでも近づけるのではないだろうか。




パソコンを起動させ、指と首の間接をならす。

取り返しがつかなくなる前にかたをつけた方がいい。


時間がない。

せめて、俺がこの座に座っている間に片付けたいものだ。

< 55 / 55 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

伊勢の使者

総文字数/1

恋愛(純愛)1ページ

表紙を見る
私と、総長と、幹部候補の三角関係。

総文字数/57,818

恋愛(キケン・ダーク)211ページ

表紙を見る
力都くんの恋事情。短編

総文字数/3,058

恋愛(純愛)12ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop