かさの向こうに縁あり
あとがき
ご無沙汰しております。
はじめましての方は、はじめまして!
相馬悠貴です。


さて、執筆に7年近くかかった本作もようやく完結することができました!笑

最後は駆け足となってしまったような気がします……もしかしたら、所々矛盾が生じていたりするかもしれません……

誤字脱字等ありましたら、感想ノートにてお知らせください^^;



本作は、「歴史嫌いな女の子が歴史と深く関わったら(タイムスリップしたら)どうなるか」をコンセプトの中心として進めてきました。

歴史に対する価値観が自分と違う人を主人公にして書くというのは、なかなか難しく、時代の本質(史実)を書けなかったのが残念です。

ですが、当時の史実としての本質はきっと現代の誰からみても分からないのはもちろん、当時の人もさほど関係なければ知らないのでは、と思うので、その点では、この話はこういう進め方が妥当だったのかと思います。

(というのは完結してからの言い訳かもしれませんが。笑)



あと、妃依の恋愛観について(平助も)ですが……

妃依は何に対しても自信が持てないような人間だったので、それは恋愛に関しても同じ、という設定にしてあります(たぶんそのはず…笑)。

なので、はっきりしなかったり優柔不断な感じになっていたり、とにかく恋愛が下手な性格です。


平助はというと、妃依の面倒を見なければならないという責任感から大切にしたいという気持ちがわいてきて……という感じでした。

でも隊を離れるからには、この関係を絶たなければならない……という葛藤があり、こちらも悲しくも半端な恋になってしまいました。


その気持ちを、最後とは知らずに文にしたため妃依に渡した、のですが、悲しいことに妃依は読めず。笑

この恋は、謀らずも終止符を打てないものになってしまいました。


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