癒し恋~優しく包まれて~
安心した日
悩んでいてもなんの解決にもならないから、入江さんに聞いてみようと思ったけど、連絡先を交換していないことに気付いた。

何度もため息をついては、会える月曜日になるのを待つしかなかった。


そして、月曜日の朝、晴れ渡る青空と反対に気分が晴れない状態で出勤をすると、いつものグリーンスムージーを飲んでいる岩田くんが一番最初に目に入る。

入江さんは……いない?

まだ来ていないのかな?

パソコンを立ち上げて、すぐに課内メンバーのスケジュール表をチェックする。

入江さんの予定は『コロアール』で1日研修会となっていた。今日は、会えない……。

話がしたいし、気になっていることを聞きたい。研修会を終えたあとの予定は分からないが、会ってもらえないかと社内メールを打つ。

タブレットを持参しているから、多分休憩時間にでもメールボックスには目を通すはず。送信をクリックして、返信を待った。

昼休みになる直前に返信が届いたので、ドキドキしながら、開く。


「柊花ちゃん、今日一緒に食べる?」

「は、はいっ! あ、食べます」

「どうしたの? 珍しく焦った顔してるけど、何かあった?」
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