【未完】入江くんは優しくない。
夏真っ盛りです、入江くん




夏といえばお休み。


お休みといえばそう、夏休みのこと!


と、いうわけで……




「いーりーえくん、あっそびましょー」



入江くんを遊びに誘います!


語尾に音符が付属してきそうな私の口調に、コンビニにでも行こうとしてたのか軽装でおいでになられたお隣に住む幼なじみはと言いますと。



「ウザい。キモい。暑苦しいから俺から離れろ朽ち果てろ。
その不細工な顔のまま隣歩かないで。以上」


うわーお。暑さでバテたかな、今日はいつにも増して不機嫌なお方。


おんや、これはこれは……も・し・か・し・て?



「入江くんにも弱点が……ぷくくっ」


なーんて馬鹿にしてると当然……



「は?頭湧いてるなら冷やしてきなよ。そのまま家の敷居をまたぐな」


「すみませんでしたぁっ!!そちらのお家にお邪魔させてくださいお願いします!!」


何せ今年の夏場は私にとって、いやいや、私の家にとって天敵と見て間違いない。



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