愛のカタチ
第8章 溢れる想い


「……ふっ。昔から変わんねえな!困ったことがあると、すぐそんな顔するし!」


―――…!!



「昔から見てて飽きなかったよ、真理のこと」


……ドクン。


高校生のように、胸がドキドキしてきた。 


「メガネもよかったけど、やっぱりコンタクトの方がいいな。いつから?」


……ドクン。 


胸のドキドキが加速して、止まらない。


「卒業してから。なんとなくイメチェンしたくて……」


「ふーん、そっか!
絶対、そっちの方がいいよ!真理は目が綺麗だから」


……ドクン、ドクン


本当に?


もしかして、私のこと、からかってる?


嬉しさと恥ずかしさとで、どんな顔をしたらいいのか分からない。 




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