男性不妊と宣告されて~不妊治療闘想記~
第15章 授精確認~胚移植準備



2008年8月27日。


痛みと戦う事一日。


状態は回復せず。


しかし今日は運命の授精確認の日。


ベッドから起き上がる事すら出来ない私は、リュウジにメモ用紙と鉛筆を用意して貰い携帯を握り締めて眠りについていた。


座薬を入れないと立つ事も出来ない。


息を吸うだけで腹式呼吸のせいか、お腹が圧迫されて痛む。


通常3センチ程の卵巣は15センチぐらいにまで腫れているそうで、お腹はずっと張ったまま。


それこそ妊婦のようにぽこんと張ったお腹を撫でながら眠っていると……


目を覚ませと鳴る電話の音。


「もしもしっ!!」


「Kクリニックです……桜木さんですか?」


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