君の指先が囁いてる
恋人
茜ちゃんは、まだ来てないようだ



俺は、また時計に触れた



『5分前かぁ...』


ヤバいくれない俺の心臓が早くなる


心臓が壊れちゃうんじゃないの?ってくらい動きが早く(笑)



手は汗ばみだした


俺を呼ぶ声が聞こえた



『翼君~』



俺はベンチから立ち上がり声が聞こえる方に振り向いた



『茜ちゃん~』


『翼君、待った?』


茜ちゃんは走って来たようだ



本当は待ったけど、待ったよ!何て言えない(笑)



『今、来た所だよ』


凄く新鮮な会話に感じた



当たり前の会話が新鮮に感じた





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