呪イノ少女、鬼ノ少女
鬼ノ手
鬼―――というモノが存在する。


人ならざる者。


輪廻の環から外れた、禁忌とされる存在。

『在る』というだけで陰気を呼び、人の運命を狂わせる。


鬼は人の魂を喰らい、その力の糧とし、人の世に死を振り撒いていく。




そして―――鬼は……常に、人の群の中に在る。


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