御影市大新年会2009
AM1:18
ようやくの事で二度目の買い物を終了。

しかも重い重い飲み物入りのコンビニ袋と、お菓子や食事の入ったコンビニ袋の二つだ。

二度も同じコンビニに、しかもこんな短時間で来店した為、店員にはおかしな目で見られて恥ずかしい思いをした。

出費も結構馬鹿にならない。

なのに。

「四門メグ、主の居ぬ間に邪魔をしているぞ」

帰ってきたら来客が更に三人増えていたら、あなたならどうしますか?

「……」

手にしたコンビニ袋をガサッ、と床に落とし、メグは脱力する。

「時貞様が、新年の挨拶は早い方がいいと仰られるもので…」

恐縮顔の蘭花。

「私は別に無理にとは言わなかったんだけど、蘭花お姉ちゃんが誘うものだから…」

久し振りにメグに会って照れ気味の菊花。

「番茶を所望致す」

マイペースな時貞。

「……」

怒りを何とか堪えつつ、メグはプルプルと震えながら呪眼を発動させた。

行使したのは『伝心』の魔術。

内容はこうだ。

「修内太!起きなさい!三人、いや四人分の飲み物と食べ物を買って私の洋館に来なさい!大至急!!」


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