夢の続き~天国へのloveletter~(実話)
第3話 告白
あれから毎日コンビニ行くけど男は何日も現れなかった


やっぱりこの間の事怒ってるのかな…


あたし…何しにここに来てんだろ…


深いため息をつくと携帯がなった


〜♪


『ねぇメールみてくれた?』


電話の主は里沙からだった


メール……?


仕事終わって一目散にコンビニに来たから自分の携帯見ることすら忘れてた事に気が付いた


『あ…ゴメン!まだ見てないわ!どうしたん?テンション高いなぁ』


里沙の身に何か嬉しい事があった事は確かだと確信した


『あのねぇ〜彼氏できちゃった』


『はぁ〜ぁ!!??』



突然過ぎる告白に驚いた


気になる人なんて言ってなかったしなぁ〜


誰??


検討もつかなかった


『誰なの〜??あたしの知ってる人??』


『うん!!弘樹って言うやけど一つ年上でこの前ナンパしてきた助手席の人だよ』


『え〜〜〜!!!』



思わず絶句した



あんだけナンパはやめとけって言ったのに



ナンパされた日コンビニで、あたしが雑誌を読んでた時、メアドの交換したらしい



里沙は私の大切な親友


その親友には幸せになってもらいたい


里沙が好きなら見守ろうと自分に納得させた



里沙を泣かせたりしたらあたしが許さない


例え男でも殴る


ちょっと天然だけど小さくて可愛い里沙は麗奈の自慢だった


今までも里沙がいじめにあってた時同級生を殴った

里沙がされたことをそのまま仕返ししてやった


里沙が男に騙された時は、力が入り過ぎて男の肋骨を折らせた時もあった



そうゆう性格だから


中学、高校時代は


「女番長」


と言われた



確かに見た目は間違いなくヤンキーだった



でも…曲がった事や弱い者いじめをする人間だけはどうしても許せなかった




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