海に降る恋 〜先生と私のキセキ〜
【あとがき】
長く拙いこの小説を最後まで、しかもあとがきまで読んで下さって本当にありがとうございました。

長い時間をかけてこの小説を書き上げる事が出来たのも、読者様の応援があってこそ出来た事でした。

『海に降る恋 〜先生と私のキセキ〜』は、以前書き上げた『海に降る恋』を改めて書き直したものです。

再執筆でしたが、悲しい場面になると、どうしても筆が進まなくなる事もありました。

それでも投げ出す事無く、こうして完結まで辿り付けたのは、沢山の励ましの声をいただけたからです。

本当にありがとうございました。心から感謝しています。

この作品を書き直すに当たり、伝えたい事がより皆様に伝わるようにと、そんな思いで書いていました。

そもそもこの物語を書こうと思ったのは、私の中で完全に浄化する事が出来ない部分を含めて、自分が選び、歩んできた道を愛したいと思ったからでした。

けれど、私の経験を通じて、同じような恋で苦しみ悩んでいる人に、少しでも元気になってもらえたらいいなと思っていたのも本心です。

私と同じようにどうしていいか分からなくなって立ち止まってしまった人に、新たな一歩を踏み出して欲しかったのです。

そして、人と人との縁があるという事を感じて欲しいと思いました。


小説内に出てくる“河原さく”は私自身の事ですが、書いていると、自分であって、自分ではないような気持ちになっていました。

分身とか、子供みたいな感じでしょうか。不思議ですね。

なので、“河原さく”の恋を応援して下さったり、幸せを願うメッセージをいただけると本当に嬉しかったです。

ありがとうございました。

この物語は私の実体験を基にしている話ですので、私が経験して感じた事が沢山盛り込まれているのは当然ですが、完全実話ではありません。

実在する個人の特定をされた場合、迷惑をかけてしまう人が沢山いる為、敢えてフィクションの部分を入れました。

物語に出てくる大切な人達を守る事も、私の務めだと思ったからです。

そして以前『俺の罪、甘い罰。』以降の、“河原さく”と“相葉先生”の物語を書いていましたが、途中で執筆を断念しました。

理由は、これ以上現在に近い物語になってしまうと、ますます実在する個人に繋がってしまいそうだったからです。
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