チェリーをあげる。
06 出現?新たな救世主

渡さんの言葉に放心状態でいると、ふいに携帯のメール着信音が鳴った。



見ればよっこからのメールだった。




[おつかれー。旅行はどうだった?ちーちゃんの“脱・チェリー作戦”はうまくいったの?]




メールを読むやいなや、私はよっこに電話をかけていた。




「よっこぉぉ…!」




電話がつながった後、半泣き状態でこの3日間の話をすると、


よっこは「そっか」とため息をついた。




〈ちーちゃんとひろぽんも余計なことしてくれたもんだね…。ま、それに乗っかった雛も雛だけど〉


「だってぇ…」


〈まあ、雛の気持ちもわからなくはないけど、渡さんを怒らせたのは事実なんだし、とりあえず彼に謝って、何とかやり直してもらえるよう頼むしかないんじゃい…?〉


「でもさっきの感じだと、渡さん、もう私からの電話もメールも受け付けてくれないよ…」




こちらもため息をつくと、


よっこが強い口調で言った。




〈何、弱気になってんの…?電話やメールがダメなら、直接会いに行けばいいじゃん〉




え…?
< 115 / 324 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop