らぶ米でぃ!
おにぎり屋のおばちゃん

「あ~、喉渇いたぁ」


うちの前



自販機の前



どうせうちの冷蔵庫には麦茶しかない。


ポケットのお財布に手を伸ばす・・・



「な・・・い」


どこ?

まさか・・・


「八十八んちだ・・・」



帰り道


八十八のとこは、うちからそう遠くないから歩き。


電車に乗る訳でもないから気付かなかった。



「ケータイは持ってきたのに・・・」


ちょっと躊躇


でも

開き直って


「八十八、お財布そこに忘れたんだけど・・・」


『そんなものね~よ。』



うそ?


ツーツーツー



切られた


マジ?



「八十八のハーゲ!」



私のお財布

全財産が入ってる・・・のに


ぜったいに八十八のとこなのに



くうっ~~~~~~!


八十八のヤツ!



取り返しに行きたい


でも・・・


「謝りたくないもん!」



こうなったら意地でも行かない!



そう思った


のだが・・・




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