恋へ愛へ嘘へ罪へ闇へ
闇へ
もう会うことは、



ない………って、



そう思ってた。



もう、会えないって、



そう言い聞かせて



自分を納得させていた。



大好きだった人。



大好きだった声。



間違えるはずはない。



『拓未』



その変わらない声。



『あ、お父さん!』



その声を聞いた途端、



あたしは、



また、



あの時に戻るように



ドキドキが止まらなくなる。
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