高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
ポチにときめく
心臓がダッシュしている。



「いい?」


あの目だ・・・・・
子供なことを忘れて
ときめいてしまうあの目が
私を見つめた。


「いいよ・・・・」
魔法にかけられたみたいに
私の声は緊張でかすれた。



ポチが耳を心臓にあてた。
私の胸のふくらみを突破するくらい



ドキドキドキドキ・・・・・・



心臓は爆発しそうだった。


しばらくポチはそのまま心臓の音を
聞いていた。
私は思わずポチの髪の毛を
撫ぜた・・・・・
まるで小さい子供をいとおしむように
二人に静かな時間が流れる。


「おかえり・・・くみちゃん。」


「え?」


「俺のくみちゃん・・・」


ポチが体をおこして
私を見つめた。
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