【奏】たらればの時間
どちらの世界でも結論を出せぬまま

進む時は同じでクリスマスへと


時間は刻まれている





タイムリミットはクリスマスまで…




なぜそう思えるのかわからない…




過去でのタイムリミットが

クリスマスだったから?




でも…絶対にそれまでに

“居場所”を

決めなきゃいけない




それだけは確かなんだ…






過去か未来か…




結局は


タクか…



カズか…




あの日のやり直しを繰り返してる…





靄がかかった頭をクリアにする事が出来ず

独り外へと繰り出した




街はクリスマスカラー一色で

一番大きなもみの木に歩みを進めた



< 23 / 30 >

この作品をシェア

pagetop