好き?キライ?…どっち?
王子様は褒め上手
チラッ─────…


チラッ───…


喫茶店に飾ってある時計を何度見ただろう


今日ほどバイトが終わる時間が長く感じたことはなかった


「姫野さん、お疲れ様〜」


「あっ、マスターお疲れ様でした」


「明日、臨時休業にするからシフト確認しといてくれるかな?」


「はい。わかりました」


バイトが終わり、シフト表を見る


シフトといっても私と神谷さんだけで、曜日により、時間を変えているだけ


「姫野さん、今からだね」


「ハイ!この後です」


「イイ感じっぽいじゃん!」


「そうですか?なんかよくわからないんですけど…とりあえず頑張ってきます」




< 141 / 509 >

この作品をシェア

pagetop