ベッドシーンモデル あずさ×優の場合
8.優の気持ち
家に着いて時計を見る。
19時。 ママは帰ってない。


最近私も優も、まともに仕事出来て無いから もしかして修羅場かも・・・。


ちょっとくらいなら 手伝おうかな。
眠れそうにないし・・・。



ガチャ
1階の仕事部屋に行ったら、そこに優が座っていた。


しまった!
今日は文化祭だったし、絶対優いないと思ってたのに!


俯き、帰るかどうしようか悩んでいると、
「座れよ」


優に言われ、トボトボと自分の席に着く。


優が私を見ている気配を感じ、優から着信が沢山入っていたことを 思いだした。


優に、電話に出なかったことを 突っ込まれるのが嫌で、すぐ原稿を取りにママの机にいく。


「ただいまー」 声をかけると、


『おかえり』
「おかえり あずさちゃん」
笑顔の拓人さんが いた。

どうやらママと打ち合わせ中らしい。


邪魔しないように、そっと机を離れようとした時、
『あずさっ』
ママに声をかけられる。


「なに?」 ママの顔を見ると、
コッチコッチと 仮眠室へと案内される。
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