強がりも全部受け止めて
手が私の顔に向かって伸びてくる。それを傍観者のように眺めてしまう。




「!!」




だけど触れられた瞬間、ビクッと体が電流が流れたみたいに波打った。




触れられた頬がとても熱い。




身体中の熱が頬に集中していってるみたい。




『僕に、こうされるのは、いやじゃない?』





「ーー」




ズルい。そんな聞き方。




だって余裕そうだもの。
私がイヤじゃないってわかってて聞いてきてるでしょう?




そう思わずにはいられない、熱っぽい視線で見つめてきてる…気がする。





『イヤじゃなさそうだね。顔がそう言ってる。ーーよかった』




目を細めて私を見つめ、そう言うから体中が熱くなった。




ずっとその目で見つめられたい。この先もずっと見つめ続けてくれるならこの際、仕事のためでもいいかなって思えてきた。




この人と・・・相田さんと一緒にいられるなら、もう、なんでもいい。


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