鬼守の巫女
第六章 日の少女

眩しい日の明かりで目を覚ました。

ノソノソと布団から這い出て部屋の障子を開けると、そこには眩しい太陽が燦々と輝いていた。

もう夏の太陽だと言うのに、暑さは少しも感じない。

……偽物の太陽。

そんな事を思いながら箪笥へと向かう。

箪笥の横には昨日私が着て来た制服が掛っている。

……もう着る事はないのかな。
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