優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
一目惚れ
♪〜♪〜♪〜♪




席に座った瞬間にあたしの携帯がなって、あたしはハンドバックの中の携帯を探した。




「雪穂、マナーモードにしておきなさいよ」


「ごめん、忘れてたよー」





バックから携帯をだし画面を見ると、彼氏のシュウくんからだった。


シュウくんとは付き合い初めて1ヶ月弱。


春休みに入ってからは全く連絡がとれなかったんだけど、こんな時に電話になんてタイミングが悪いよ。





「ママ、ちょっと電話してくるね」


「早く戻りなさいよ」


「はーい」




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