食べちゃいたい。
黒い人影はお兄ちゃんにぶつかった。
ぶつかった人影がゆっくりあたしへと向けられてーー

その顔をみてあたしを驚愕した。
だってあたしは彼を知っている。
彼は――――クラスメートの羽賀君だ。


「逃げろおお!」

叫んだのは羽賀君だった。
え?と思っている間にお兄ちゃんが羽賀君にバットを振り下ろした。

「ひぎゃあああああッ」

「お兄ちゃんっっ!」

「お前が唯のストーカーだな!」

「違うっ!ストーカーはお前だああ!相原逃げろおおお!」




もう

なにがなんだか分からない。

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