続・幸せの契約

Warmth

大学についても
テンションはがた落ち



ラウンジでテーブルに突っ伏した


「あれ?
平瀬っちじゃん?」


静香の友達の亜美と由香里が私の隣に座った



2人ともギャルファッション満点


「何?病んでるの?」


亜美が私を覗き込んだ

「ん〜…そうかも(笑)」


「マジで?
ヤバくない?どうしたぁ〜男?」


由香里はネイルを弄りながらコーヒーを啜っていた



「男って言ったら、ここはクラブっしょ!」


亜美のハチャメチャな提案とテンションは本当に天然級だ


「クラブかぁ…私一回も行ったことないなぁ。」


夜遊びとかは
カラオケくらいしか知らないよ…


「マジで!?」


由香里が顔を上げた
私を希少生物でも見るように見つめる



「ったく、静香は何をして平瀬っちと遊んでんだ?」


「ってか、もう決まりじゃね?
今夜はクラブでオールナイトでしょ♪」


1人でノリ出す亜美のよこで由香里が頷いた


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