恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─

それからしばらくして、「この前の日曜に佐川先輩と星弥を見かけた」と先輩達が言った。




そしてすぐに2人が付き合っているという噂が流れた。


聖佳は本当だと信じていなかったし、所詮、噂というか感じでしかなかった。


ところが、なぜかテニス部の先輩達は星弥ではなく聖佳にしつこく質問してきた。



『噂はホントなのか?』『何か知ってるんじゃないのか?』と毎日のように。











それを止めたのが佐倉祐希だった。


祐希は同じクラスの男子で学力はあるし、運動神経抜群の子だったから男子と話したことない聖佳でも知っていた。


< 12 / 284 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop