未来のない優しさ




週初めの打ち合わせで、正式に私の異動が発表された。

これまで在籍していた開発一課から、新規プロジェクトのシステム事業部への異動は栄転に違いなく、それも女性課長という肩書も手伝っているせいか社内の注目も右上がり。

異動の打診を受けてから半月の間抱えていた不安がその通りになって、とても居心地が悪い。

会議室から出て、部署に戻る前に一息つきたくてカフェコーナーに行っても、社員達の視線が気になってしまう。
< 31 / 433 >

この作品をシェア

pagetop