さぁ、跪いて快楽を乞え!

Cinq.

「雅美、最近動きがキモい」

「あ゙? 何言ってやがる」

「おしとやかで気持ち悪〜い!」

「雅美気持ち悪〜い!!」

「なっ!? 仕方ねぇだろ! 練習してんだから!!」

「え? 女らしい仕草って練習してそんな習慣付くもんなの?」

「そりゃもう、恐ろしいくらいにな!!」

「女らしい仕草」の練習をし始めてから丸々一週間が経過した。あの橘の下で練習をしているのだから、習慣付かない訳が無い。

「っひゃ〜僕たちが女役じゃなくて良かったねぇ〜」

「ねぇ〜。僕たち女役なんて絶対嫌だもん」

菖蒲が薫とハルとアキを交互に見てから、ハルとアキに視線を戻し、鼻で一笑してから言った。

「お似合いだと思うんだが」
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