金髪の君*完結
あなたがいない学校

編入



−−−−−ピピピピ…



「わぁ〜ぁ…
朝か…起きなきゃ…」



携帯の目覚ましを止め、洗面所へ向かう。
顔と歯を洗い、髪をとかし軽く化粧をする。



「また髪の毛伸びてきちゃったな…
逆プリンになってるし。」


ショートカットだった髪の毛はそのまま伸びて襟足が肩より下に、横髪は肩まで伸びている。
ハーフである葵の髪は元々白に近い金髪で今は黒く染めている。



「昨日、染める暇なかったからな…
今から染められないし、今日はスプレーでいっか。」



生え際の金髪を黒色のスプレーで染めていく。



「よし、完璧!」



顔の準備が終わり、洗面所を出て部屋に戻ろうとすると玄関の方で物音がした。




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