金髪の君*完結

友達


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無事に数学の授業を終え、次の授業の準備をする。


−−トントン…


教科書を取り出していると背中を叩かれた。
振り返ってみると



「はじめまして!私、羽山美穂(ハヤマ ミホ)って言うの!」


さっき助けてくれた女の子がいた。



「あっ…初めまして。
さっきは助けてくれてありがとう…」



「あ〜、いいよいいよ。
銀には気をつけてねー!あいつ手が早いから!
ってか、あいつのグループには気をつけて!盛りまくってるから。
まぁ…例外もいるけどねー。」



「う…うん。」



「でさ、葵って呼んでもいい?
私のことは美穂って呼んで?」



「うん!!」



「葵は可愛いなー。
まじ、あいつらには気をつけてね?」


「あいつらって?」



「さっきちょっかいだしてきた銀と…「授業始めるから席つきなさーい!」」



美穂の声はチャイムと先生の声で聞こえなかった。


「また後でね!」そう言い前を向いた。



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