恋する心は“あなた”限定

絡み合う視線


──────…‥
─────……


あれ…?


私、今…何かにつまづいて転んだ…よね?


倒れた時の衝撃だってあった。


でも痛くないのは…どうして?


私は瞑っていた目をゆっくり開いた。


「えっ…!?」


黒い浴衣が真っ先に映りこむ。


そして、ほのかに爽やかな香りがフワッと漂ってきた。



ま…まさか…




< 134 / 420 >

この作品をシェア

pagetop