シムーン

Cocktailーまるで、お酒を飲んだようー

突然のキスはあまりにも突然過ぎて、どうしようもできなかった。

好きでもない男からキスをされたら嫌だと思うはずだ。

でも、どうしてだろう?

私はそれを拒まなかった。

無理やりも同然の突然のキスを拒まなかったのは、一体何故だったのだろうか?

「――中原!」

その声にハッと我に返ると、怒った顔の課長が目の前にあった。

「今の話、聞いてた?」

主任が首を傾げて、私に聞いてきた。

今の話って、一体何の話をしていたの?
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