LONELY

〜始り〜

 
12月
雪も滅多に降らないこの街に
夕日のかかる空からひらひらと雪が降り落ちで来た...
 
夕方の17時
街には家を帰る学生や
スーパに行くお母さん
サラリマンやいろんな人があふれている
 
信号待ちで自転車に乗ってる学校帰りの女の子
マーフラからひょっこり出している顔は、
寒くてリンゴのように真っ赤に染まっている両頬
うるうるとした大きい目
みずみずし唇
 
周りの男子はじろじろと彼女を見つめる
彼女はそれを気にもせず
向かい側にいる行き交う人々を見つめる
知り合いを発見し
恥ずかしいと思いながらも声を上げる
 「ママ、徳兄」
 
徳兄って呼ばれた男の子が気づき
母を呼び
一緒に信号待ちをして
妹の所に行く
信号が変わり
女の子はその場で待ち、
兄と母が来るのを待った
 
その時、
悪夢が始まった
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