学校では教えてくれない"不倫学"

3.4自分を愛する

不倫の恋で、いちばん大切なのに忘れられがちなのは「自分を愛する」ことです。

自分を愛するというと、ワガママで幼稚なイメージがあるかもしれません。

せっかく不倫という大人の恋愛をはじめたのに、なぜコドモのように自分を愛する必要があるのかと思うかもしれません。

ですが、それは逆なんです。

不倫の恋は、相手を愛しすぎることで自分が苦しくなるのです。

大人の恋愛をすることで、「人を愛するっていうのはこういうことだったのか」と思ったりするなど、はじめはそれがむしろ心地よかったりさえします。
でもそれが長引き、大人の恋愛に染まりすぎて、「ものわかりのいい大人でいること」がだんだんと苦しくなってくるのです。


不倫の恋で悩む人は基本的に、完全なる大人というよりは、年齢的には大人だけどまだ大人として完成されていない人が多いです。
年齢にすると、だいたい20〜35ぐらいの人がそうでしょうか?

別にそれが悪いことだということではありません。一生大人になれない人もいますしね。

逆なんです。
不倫の恋は、そういう人たちのために与えられた、大人になるための貴重な試練でもあるのです。
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