アクアマリンの秘密

未知数

明るい光があたしを照らした。
…あたしは目を覚ました。



「うっ…体が痛い…。」


別に怪我したわけではないのに、体の節々が痛い。
あたしはそんな体を支えながら、広間へと向かった。




「おはよっ!!星来。」

「おはよう、桃依。」

「あれ?どうしたの…?肩なんかさすっちゃって…。もしかして怪我!?怪我なら白斗に…。」

「あ、違うの!!怪我じゃないんだけど…朝目覚めたら体が痛くて…。」

「んなもんただの筋肉痛だっつの。
普段動かねぇのにいきなり飛んだりとか無茶ばっかするからそういうことになるんだよ。」

「なっ…べ…別に無茶してないもん!!」

「蒼刃…女の子に対してそういう言い方しちゃダメっ!!ねっ?白斗!!」

「そうだよ。桃依の言う通り。
蒼刃はなんていうか…配慮が足りない。」

「るせぇな…つーかお前ら魔力寄越せ。
今から剣作る。」

「え?」

「昨日戦いにくかっただろ?
だからお前ら専用に剣作るって言ってんだよ。いいから魔力寄越せ。」

「そんなこと…できるの?」

「は?お前、俺のことバカにしてんの?」

「ちがっ…そうじゃなくてっ…
魔力渡したら剣作ってくれるの?」

「お前には作らねぇけどな。」

「えぇ!?なんでっ!?」

「なんでも。」

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