とある堕天使のモノガタリ ~INTROITUS~

放課後




学校でも良かったのだが、虎太郎がファンが増えるとかなんとか言って結局俺の家の道場になった。




虎太郎が剣道の個人戦でイイ線いってたとクラスメートが話していたっけ…




「俺剣道わかんないけど、居合道とは大差ないか?」




「いや、かなり違う…

けど剣術には変わりねーから、竹刀で手合わせでいいぜ!」




「おっけー♪」




「…ウリ坊って…
そんな顔するんだな…」




「あ?」




「ヤバい…カッコイい!
惚れるわ…」




「はいはい、分かった分かった。

もう好きにしてくれ…」



竹刀を構えた虎太郎を見て、口角を上げて俺も竹刀を構える。



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