薔薇の王女

燻る火

場面は変わり

アイク団長達騎士団は事件のあったプロキナの森にいた。この森は日中でも日があまり入らず薄暗い
迷いこんでしまう者も少なくないという

カッ、カッ、カッ

俺達は馬に乗りながら襲撃者の痕跡を探していた、ただ薄暗いせいかなかなか見つからない

「おい、セシル。何で俺とお前が騎士団に配属されたんだ?俺今日休みだと思ってたからよ~そしたらさいきなりだぜ??今日から騎士団に配属になるって先輩の団員に言われたの」

「知るかよ。俺だって今日初めて知ったんだ、まぁお前と俺が騎士団の下の配下の城兵隊の中での成績がいいからじゃないのか?」

俺はそれだけ言うとふぅ、とため息をついた。
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