悪魔なキミと愛契約

奴隷サラ



「サラ様っ!!
なぜ、あのような事をっ!?」


パーティーが始まる少しの間、ヘイリとセドリックに部屋から出ていってもらい、3人だけにしてもらった。


私は元々ルカの教育係として人間界からやって来たけど

それも一度保留。


優先順位が変わった。


今は、ルカを守るため

ルカに関わる全ての人を守るため、魔界へ残り状況を変えてやる。


これからどう動けるかわからないが、私の全てを賭けて全力で動いてやろうじゃんか。



「ヘイリ様にお仕えするのは、私でもよかったはずです。
サラ様、なぜこんな無茶を!!」


シキは、まだ今なら間に合うと、私を元の世界へ戻そうとしている。


だけど――…


「シキ、ありがとう。
でも、これは多分私じゃなきゃダメなんだ」






< 168 / 317 >

この作品をシェア

pagetop