君を想うとⅢ~True love~
おいしい時間
なんで…?
なんでしゅーちゃんがここにいるの??
頭の中が整理できない。
理央に肩を押されながら、私の思考回路はフリーズ状態。
止まった頭のままでリビングに着くと
「わっ、すげぇ!!
エビトースト俺、大好き!!」
しゅーちゃんが満面の笑みで私に笑いかける。
それを見て理央は
「ハイハイ。じゃあ“大事な話”の前にまずは3人で腹ごしらえしましょ。」
と、呆れたようにしゅーちゃんに笑いかける。
「やった!!
なぁ伊織、俺も食べていいか??」
理央の言葉を聞いて嬉しそうに私に問いかけるしゅーちゃん。
「う…うん。いっぱい作っちゃったからどうぞ…。」
まだ頭がパニック状態の私はそれを言うのが精一杯。
そんな私を見てクスッと笑うと
「あのなぁ。
そんな警戒心丸だしな顔すんなよ。軽く傷つくぞ?」
しゅーちゃんが私のオデコをツンっとつつく。