気まぐれ探偵はお嫌いですか?

不思議な男

「お母さん、隣引っ越して来たの?」


「そうみたいね。なんか、探偵さんみたいよ。」


「探偵!?」


私は母の言葉に目を輝かせた。


子供の頃から推理小説が好きだった私は、今では推理小説家として活動している。


と言ってもまだまだ売れないヒヨッコなのだが…………。


「お母さん、私隣の家の人に挨拶してくる!」


「えっ!?待ちなさい!」


母の言葉も聞かず私は家を飛び出し隣の家に向かった。
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