気まぐれ探偵はお嫌いですか?

自殺?それとも…

「もう、離してくれないか浅丘警部。この体勢キツイんだけど……。」


「逃げないな?」


「ああ、逃げないさ。」


凱がそう言うと警部は凱から手を離した。


そして人が少ない廊下に私達を連れて行くと警部は口を開いた。


「秋雨鷹之が何者かによって殺された。」

「秋雨さんが!!」


「ときわさん、声を小さくしてくれ。」


「すいません…。」


「来てくれるな?凱君。」


警部がそう言うと凱はニッと笑った。


「勿論、行きますよ。僕は、探偵ですからね!」


「じゃあついて来てくれ。」


警部の後ろを私達はついて行った。
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