Rose of blood

空虚

瑠花……君がいなくなって数日が過ぎた。


今でも信じられない。


部屋に戻れば笑いながら駆け寄ってきてくれるんじゃないかと、心のどこかで期待をしている。


何もヤル気が起きない。


生きている意味も分からない。


瑠花がいなくなると同時に心も無くしてしまったかの様に、何も感じないんだ。


全てがどうでもよく感じる。


そんな俺を他所に父は俺とアマンダとの結婚の話を進めているようだ。






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