美男子症候群!?

☆まさかのモテ期でしょうか!?














次の日。



朝駅の改札を出ると、いつものところで待っていたのは親友ではなく、


なぜかミスター佐渡だった。



Why?

Where is my best friend?




「よう、野宮」




カチンと固まるあたしに、拓海くんは淡々と声をかけてくる。



も、もしかして、昨日のあたしの失礼なふるまいの数々に、腹を立てていらっしゃるのでしょうか?



謝った方がいいのか。


それともここは勇気を振り絞って、距離を置くために冷たい態度をとるか。




「加藤なら先行ったぞ」



「えっ! な、なんで?」



「邪魔者は消えるわ、だと」





紗知子さまぁぁぁぁぁぁ!



ひどい! なんて裏切り行為!

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